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ム​サ​シ​ノ​・​テ​ー​プ​ス

by 直枝政広 Masahiro Naoe

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    Includes unlimited streaming via the free Bandcamp app, plus high-quality download in MP3, FLAC and more.
    Purchasable with gift card

      ¥1,500 JPY  or more

     

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about

2022年5月のBandcamp Friday、ファンの方にはおなじみ、直枝政広の学生時代のユニット「麻呂」、「ちび八」の音源を本邦初公開!価格表示は最低価格の表示となり、お客様に価格を決めていただく事ができます。

1.六月(Vo.樋口篤史、Cho,G.直枝政広)/麻呂
2.皮肉/麻呂
3.流れゆく日々の中で/麻呂
4.パッパラパーのパー/ちび八
5.のれんに腕押し/ちび八

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【直枝政広コメント】
 今回の配信はレアなアーカイヴスを。
 まずはアーリー・イヤーズとして高校時代の2人組フォーク・デュオ麻呂。相方が『Turntable Overture』収録「霧のスーヴェニール」の共作者である樋口篤史。結成は1975年。アルバム・カセットはライヴ盤を含めると4作。『麻呂』(’75)、『順風満帆』('76)、『渇いた呻き』('77)、そして『乱れ髪Live』(年不詳)。2ndに収められた「六月」(1976年6月26日録音)はおれの作品だがリード・ヴォーカルは樋口。当時、数年遅れで全寮制の都立秋川高校の寮で流行していたはっぴいえんど「夏なんです」からインスパイアされた。76年にはジャクソン・ブラウンを聴いてたり、中野サンプラザでトッド・ラングレンズ・ユートピアを観に行ったりしていたが、麻呂では純粋なフォークをやった。3rd収録の「皮肉」(1977年1月30日録音)はザ・バンドの影響あり。コード進行が屈折、76年の日記には11月20日に<ザ・バンドの2ndを買った>と記されている。ちなみに直枝と樋口は放送部員ゆえ、76年からは放送室に閉じこもって録音をした。確かカセット・デッキが数台とブーム・スタンドが何本かあった。1st『麻呂』は75年におれの家に樋口が泊まり込んでSONYのカセット・デンスケで録音をした。曲がまとまった順に録音をしていったはずなので頭から最後までにも成長の後が見え、この「流れゆく日々の中で」(1975年7月22日録音)はアルバムの最後に収録されている。もはや記憶に無かった曲だが、ティム・バックリー的な2コードのアシッドな曲調がませていて、やけに新鮮だったので今回、発表することにした。おれの声変わりは人並み以上に遅かったのか、高校一年生の歌声は<不気味の谷>的な気持ち悪さだが、今とほぼ同じとしか思えないこの楽曲の作りにはちょっと驚いている。
 
 テクノと演劇を合体させたバンド<エレクトロニクスつぼ八>は、84年の大学卒業後も毎年年末になると音源制作やライヴを行った。主宰は石原隆(現在は画家 石原脩鵬)。オリジナル・メンバーはLove Experienceで鍵盤担当、カーネーション周りのデザインをしてくれている宮原清(アトリエ・あい)、サックスが耳鼻咽喉科の丹羽望(造形作家)、ドラムスは耳鼻咽喉科とカーネーション初期メンバーの徳永雅之(画家)、東宝撮影所の「七人の侍」と「ゴジラ」を描いたことで知られる塙雅夫がベース。そしておれが曲とアレンジ、ギター等を担当した。バンドは自由自在に形を変え、いくつかのユニットが派生したが、この「ちび八」は石原と直枝の2人ユニット。音楽劇のタイトルは『ちび八 ハンド・イン・ハンズ』。石原の記憶ではおれの仕事場に友達を呼んで実演したという(おれは作曲と音響と演奏)。初演の時期はおそらく1996年か97年で、このサウンドトラックとなる音源は凝ったデザインのカセットで配布。トータル・アルバムとして完成されていたし、アルバム『Booby』や『Parakeet & Ghost』の裏仕事として貴重な気がしたので、DATマスターから2曲を選んだ。「パッパラパーのパー」は沖縄民謡風ダブ。すっとこどっこいな内容。じつに呆れるが、コミック・ソングこそが究極の表現のような気がしてくるし、個人的にもこれはMTRカセット作品では良い出来だと思う。「のれんに腕押し」はビートルズ『ホワイト・アルバム』的なベース・サウンドを目指した。使用したのは元カーネーションのベーシスト馬田裕次から預かったままのリッケン・バッカーだった。こちらは今回はおれの仮歌をメインにしたオルタネイト音源を聴いていただく。『ハンド・イン・ハンズ』は日本の神話から題材を得たサイケデリック且つスペイシーないかれた芝居だった。<エレクトロニクスつぼ八>や<ちび八>には数多くの作品がある。特に1983年東京造形大でのライヴ『エレクトロニクスつぼ八』と1992年、新宿狂乱のライヴ『つぼ八の逆襲』は傑作。メンバーの許諾が得られたら近く発表をしてもいいと考えている。        
直枝政広

credits

released May 7, 2022

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CARNATION Japan

直枝政広(Vo,G)
Masahiro Naoe
大田 譲(Bass)
Yuzuru Ota

1983年12月 カーネーション結成。1984年ナゴムレコードよりシングル「夜の煙突」でレコードデビュー。以降、数度のメンバーチェンジを経ながら、 時流に消費されることなく、数多くの傑作アルバムをリリース。練りに練られた楽曲、 人生の哀楽を鋭く綴った歌詞、演奏力抜群のアンサンブル、圧倒的な歌唱、レコードジャンキーとしての博覧強記ぶりなど、その存在意義はあまりに大きい。現メンバーは直枝政広(Vo.G)と大田譲(B)の2人。 ... more

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